名峰のふもとで生まれた香り豊かなシングルモルト【ベン・ネヴィス】

ベン・ネヴィス|BEN NEVIS

シングル・モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料とし、単一の蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたウイスキーのこと。これに対して、複数の蒸溜所のモルト原酒と、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキーをブレンドしたものをブレンデッド・ウイスキーと呼びます。ブレンデッド・ウイスキーはさまざまな蒸溜所の原酒をブレンドすることで新しい味わいを生み出しますが、シングル・モルトウイスキーは、ひとつの蒸溜所の歴史や製法、仕込み水や使用する原料、自然風土などがそのまま味に反映されます。その個性やこだわりを楽しめることが、シングル・モルトウイスキーの最大の魅力といえます。

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『ベン・ネヴィス』は、フォートウイリアム地区にそびえるスコットランド最高峰の山の名前をもつシングル・モルトウイスキー。ベン・ネヴィス蒸溜所は、ハイランド地方フォートウイリアム地区の最も古い公認蒸溜所のひとつとされ、1825年にロングジョン・マクドナルドによって創業されました。1980年代には一時、醸造会社のウィット ブレッドの傘下にありましたが、1989年からはニッカウヰスキーが所有しています。
標高1,343mの山のふもとに位置するこの蒸溜所は、清らかな雪解け水と豊かな自然に恵まれ、伝統的製法とニッカの技術によって、香り高く、バニラのようにまろやかな味わいのスコッチ・ウイスキーが造られています。
『ベン・ネヴィス10年』は、西ハイランドの味わい豊かなコクが特徴。ソフトな香り立ちと穏やかなフルーティーさが魅力で、ヒースの花のような香りも感じられます。他にシングルカスクタイプやシェリーカスクもリリース。1992年蒸溜のモルトをファーストフィルのシェリー樽で熟成させた、カスクストレングスの15年ものもあります。